北井晴次
素晴らしいハンドボールとはどんなイメージなんだろうか。スピードある攻 防の切りかえはアイスホッケーにも似ているか、しかし、そのスティックワー クよりも鮮やかなボールさばき、闘志に溢れた正しいボディチェックと切れ味 鋭いフットワーク、バレーボールのスパイクよりも絶妙多彩で目の醒めるよう に飛び交うシュート、サッカーよりも一段とトリッキーで豪快な得点の連続、 勇敢でスリリングなキーパーリング、そしてボールを投げるという運動はバス ケットボールでつくられた2歩では絶対無理なんだという優位性に基づく躍動、 自由な運動・・・
ハンドボールには、他の球技のすべての醍醐味が含まれている。いや盛り込 まなければならない。そうなって欲しい。その時こそ、それがハンドボールだ と言えるだろう。日本中のハンドボールがこのような素晴らしい展開になった 時こそ、そういう時代がつくられた時こそ、ハンドボールとは何かという課題 が解決に大きく近づくのではないだろうか。
その時こそ、すべてのハンドボール関係者が「ハンドボールはハンドボール です。まずこのゲームを見てください。」と胸を張って堂々と言えるだろう。 今後とも努力を続けたい。